かつて昔。
イッルジオは魔族も人間も
共存し
生きていた。
そして、おとぎ話だが
こことは違う別の世界があるという伝説が残っていた。
クロスティ村。
ここにはその伝説が根強く残っていて…その別の世界に行ける分岐点。その世界へと繋がる場所として重宝されている村であった。
(この事実を知っている者はごくわずかである。)
そんなある日。
クロスティ村に災いが訪れる。
突如空から闇の塊が現れ辺り一面を闇に覆ってしまった。
そして村は破壊され、辺りは焼け野原。
その闇の塊は空高く飛んで
どこかへ行ってしまったそうだ。
そこにはひとりの少年が倒れていたという。
この闇の存在がイッルジオに現れてから魔族達や魔物が暴走するようになり、人間や他の種族を襲うようになった。
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このままではいけないとエド神父は魔族や魔物に対抗できる術を持つ専門組織、エクソシスト教会本部を結成することになる。
クロスティ村に残った生き残りの少年。
名は「クリス」。
彼を引き取り色々調べた結果、彼はこの世界の者ではない事実が発覚する。
彼が言うには「日本」という国から
訪れたという。
魔物ではないみたいだが、どうしたものかっ…。そう悩んでいるとひとりの男が訪れ言った。
「その子を返してくれ!その子は祓い屋の息子。君達と同じ能力の持ち主だ。あの闇の存在に対抗する力がある。」っと。
その男の名は「マギヤ」。
彼は魔族であるが理性も知識もある。
クリスを生かすことを条件に何でも協力すると提案してきた。
魔物の情報や弱点を提供し、我ら人間達に被害を加えない事を条件に「調査班」という組織を作ることを許可した。
これにより、エクソシスト教会本部と調査班本部の組織が育っていき今に至る。